2019-02-25から1日間の記事一覧

「純粋理性批判」第一版の序文

修道院長のテラッソンの次のような言葉がある。「ある本の大きさをページ数によってではなく、その本を理解する時間によって測るなら、多くの本について次のように言えるだろう。『この本がこれほど短くなかったなら、はるかに短かったであろうに』」だが反…

ライプニッツ「形而上学叙説」

神のとる道の単純性についていえば、単純なのはもっぱらその手段においてであって、目的ないし結果の点では逆に多様で多彩あるいは豊穣なのである。この単純性と多様性は、一方で建物を造る予算、他方で建物に求められる大きさと美しさの場合と同様に、バラ…